水色の袴姿が爽やかな、れもんと待ち合わせた瞬間、私の心はときめいた。それまでは、キスやフェラまでしか許してくれなかった彼女と、いよいよ結ばれる日が来たのだと思うと、高鳴る胸の鼓動を抑えきれずにいた。卒業の日、晴れの日のお祝いは、出来るだけ賑やかにしたい。そして、プレゼントも沢山贈りたい。そう、心に誓った私は、後輩を誘い、大人の玩具という贈り物を用意させ、大人への階段を昇るセレモニーを実行する事にしたのである。私が用意したサプライズに初めは戸惑いの色を隠せないれもんであったが、その笑顔は次第に紅潮していき、そして、ついには…。


卒業 其ノ八


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