その頃、都には鬼たちが現れては、貴族や僧侶を殺害、女をさらうといった極悪非道を繰り返していた。鬼には首領の酒呑童子、そして女鬼の茨木童子(平井七菜子)がいた。ときの公卿・藤原道長は、平安の世を乱す酒呑童子たちの討伐を、源頼光をはじめとする武将の道長四天王に命じる。鬼が住む山へと向かう頼光。そこでは、さらわれた女たちと何匹もの鬼が宴を行っていた。酒呑童子を油断させるため、頼光も酒宴に加わる。やがて、茨木童子が鬼になった訳を語る。豪族の姫だった彼女は陰謀で父を殺され、貴族たちから十日間も犯され続けたおぞましい過去があった。その報復のために鬼となり、現在の幕府を転覆させて、新たに鬼の王国を築こうとしていたのだ。鬼たちの正体は、世に恨みを持ち謀反をたくらむ者の集団だった。酒呑童子は、どんな理由で鬼となったのか。そして頼光との対戦は…。


幻界エロス教典 酒呑童子


コメント

アクセスランキング