素晴しい女性〜さなとの出会いが、私に真夏を愛する情熱を甦らせてくれたのだった。彼女を一目見た瞬間に、たちまち私の気持ちは、青春時代へとタイムスリップしていた。まるで、ファッション雑誌から飛び出してきたかのように、モデルばりにシェイプアップされたスレンダーなスタイル。そして、アイドルのようなキレイな顔立ちに、特筆すべきは、その小ささだ。大げさではなく七頭身位しか、ないのではないだろうか。年甲斐も無く私は、この唇をその唇に重ねるだけの行為にすら、激しい興奮を覚えてしまっていた。だが、驚いたのは、そこからの激しさと積極性である。さなは、舌を深く入れ絡みつけるだけでなく、私の歯や歯茎の一本一本を丁寧に舐め回す。こんなに美形で清純そうな顔立ちをしていながら、どうしてこんなにエロくて、貪欲なのだろうか…?どうやら、私のスイッチは完全にオンになってしまったようだ。今宵は心ゆくまで思う存分楽しもう…。


恋夜【ren-ya】 〜第二十七章〜


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