長い黒髪に大きな瞳を潤ませながら、美月ちゃんは言いました。「あの…ホントに脱がなきゃいけないんですね…。」小さくうなずくと、美月ちゃんは制服のシャツをそっと机の上に置き、下着にゆっくりと手をかけました。その時、恥ずかしさで雪のような白い肌がほのかに紅色に染まりました。「でも…私、大好きな先輩が振り向いてくれるなら…。」美月ちゃんは小さな手で大切なところを隠しながら、先輩への一途な想いを打ち明けてくれました。隠しきれない乙女心のせいか美月ちゃんは小刻みにいたいけな胸を震わせながら、精一杯の笑顔を見せてくれました。(スリーナイン)


純系乙女 恥じらいの季節 石川美月


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