もうぅぅ、コイツとは絶対やだぁ〜って言ったのにぃ、お姉ちゃんたらぁ…せっかく一緒に温泉旅行って思ったら急に遅れて行くなんて。一日遅れるからそれまでは変態オヤジと二人でって…冗談じゃないってーの。愛莉はまだ許してないんだから…お姉ちゃんは早く仲良くするように言ってたけど、ぜ〜ったいヤだかんね。こんなクズどっかに行っちゃえ…なんて、ダウナーな顔して電車窓から景色を見てたらいきなり飴玉だしてきたんだよね。ニヘラって愛想笑いして。しょーがないから食べてやったけど…疑いもなく口にした愛莉が悪いんだけど…っっ〜〜〜〜コイツったらコイツったら、まーた性懲りもなく愛莉のこと〜〜〜っ好き勝手弄り回すし、足指で大事なとこ擦ってくるしっ!おまけにおトイレ我慢出来なくなったらお姫さま抱っこでトイレに連れ込んで…ま、まぁ、ちょっとはいいトコあるかもだけど、と思ったら、この狭い個室に無理矢理一緒に入った揚げ句に愛莉を抱えておしっこさせてその上変態パパ棒で激しく突き上げてきて…このこのって抵抗しても力入んないし…もぅ、訳解んないっ、何なのコイツ…そんな車内の憂鬱な時間も温泉街に着いたら気分一新〜って思ったらやっぱりコイツはクズでした…お姉ちゃんが来るまではしょうがないから二人きりだけど…終いにはあんなことまで…もぅ、どうなんのよぉ、温泉〜。


鬼父 Re-born 〜小生意気な秘湯めぐり〜 旅情編


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